大盛りな人生

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肉食のひと

『CARNIVOR』というワインをご存知だろうか。カーニヴォ。「肉専用ワイン」「黒ワイン」を自ら名乗り、それに恥じることなくこってり濃くて美味しい赤ワインである。ワインの濃さをアピールするこの宣伝文句はかなり強気というか人を選びそうな内容ではあるものの、その実しっかり濃いけれど渋くはなくむしろ甘いくらいで超まろやかな飲みやすいワインなのだ。ちなみにカーニヴォというのは「お肉が大好きな人」や「肉食獣」を表す言葉でありエチケットには肉食獣の爪痕をイメージした傷の模様があしらわれている。おしゃれ〜!

 

ちなみにそんな肉専用ワイン、取扱店はおそらくあまり多くないと思われる。もちろんAmazonで購入すれば最安値でソッコー自宅に届く訳だけど、こればかりはワインだけが手元にあってもどうしようもない、そう、美味しいお肉が一緒にないと!!!

そんな中わたしは見つけてしまった、めちゃくちゃご近所の深夜まで営業しているおいしい焼肉屋さん、なんとカーニヴォを置いている…!

 

実は去年そのお店で禁断の1人焼肉デビューを果たしてしまい、それについても書きたかったのだけれど上手く文章に起こせないままお蔵入りになってしまった。1人焼肉を経て得たのは、焼肉は自分で調理する(つまり肉を焼く)という過程が必ず加わるため1人だとその間が寂しいためハードルが高い(わたしは食べながら焼いて飲み食べるのを繰り返すので関係ない)のではという見識である。前に食事と対峙することについて書いたけど1人焼肉は対峙というよりもはや戦いだ。肉の焼け具合を見つつ、次に何を焼こうか何を飲もうか考える、一歩間違うと肉は焼けすぎて死ぬし、食べる順番が実は大事だったりして焼肉はけっこう奥が深い。

友達や家族と焼肉に行ったらそんなことは気にせずとにかく焼いて食ってを繰り返すしその方が楽しいと思うけど、いろいろ考えながら自分だけのペースで飲み食いできるのは1人焼肉の醍醐味なんじゃないかと思う。とてもとても良い。

 

話は戻って、カーニヴォ、置いてはあるけれどボトルだけでグラス単位での販売はない…!

チキンなので足を運ぶたびボトル販売の表示を見てはうなだれて帰るを繰り返したのち、今日勇気を出して余ったワインを持ち帰ることは可能か伺ったところ全然いいですよーとの答えが!!!ありがとうございます!!!!!

 

すぐに注文してお肉と一緒にいただく!めっちゃおいしい!!!!!!

カーニヴォの公式ホームページにはおすすめのマリアージュ…みたいなのが載っててハンバーグだとかステーキだとか書いてあるんだけど、個人的には断然赤身のタレ焼肉との相性が最強だと思っていたので試してみたんだけど本当に最強だった。しっかりしたお肉とタレとワインの甘み…。脂のりのりのお肉もまろやかにしてくれそうだな〜。残ったワインは持ち帰らせてもらったけどこれ果たして家庭で食べる肉でその真価を発揮できるのだろうか。若干疑問ではあるけどおうちで飲むのもとっても楽しみ!おにく!!