大盛りな人生

食事と生活

犬王を観た!!!

犬王、初めて予告が公開されてからずーーーっと楽しみにしていたんですよ…!!

だって推しである女王蜂のアヴちゃん主演のミュージカル映画だよ!?他の出演者・スタッフも錚々たる面々、そんなの最高に決まっている!!

待ち焦がれて、今日やっと劇場に足を運ぶことができたのです。ヤッター!

 

それだけ期待して観たけどやっぱりアヴちゃんの歌とお芝居がとんでもなくよかった。音楽活動以外のところでも輝く推しを拝めて本当に幸せ。アヴちゃんも女王蜂の事務所もキャスティング決めた人もマジでありがとう。

 

でも!!アヴちゃんの歌は超よかったけど、あまりにもアヴちゃんの歌唱力に頼りすぎだったように思う。

 

今回、主人公である犬王のミュージカルシーンは「舞台上で物語を歌で語りながら舞う」シーンがほとんど。普通のミュージカルと比べたら圧倒的に歌詞が台詞というよりも"文章"なので客席に言葉をしっかり届けるのが難しかったと思う。それを少しでも聞きやすくするためだったのかもしれないけれど、同じフレーズの繰り返しとか同じメロディーを歌詞を変えて繰り返す、みたいな曲があまりにも多くて劇中歌のメリハリがなかった。

つまるところブチ上がらない!

曲自体はかっこいいし耳に残るんだけどクライマックスがない。ミュージカルシーンひとつずつ結構な尺があって、歌い手の表現力が凄まじいからギリなんとかなっているようなもので、アヴちゃんじゃなかったら絶対間がもたないよ〜〜〜ってハラハラした。とはいえ飽きちゃった人はきっといると思う。アガるかどうかってミュージカルの中ではかなり大事なところだと個人的には思っているのだけれど、犬王に関しては歌詞しっかり聞き取れた方が楽しめる映画なのかな〜という気もする…。でもやっぱりミュージカルだと思って鑑賞した時の物足りなさは絶対にあった。劇中歌で一番好きだったのは、ほんの数十秒のアカペラの曲だったな。

あと劇中歌についてもうひとつ、ギターとかドラムとかの音がギャンギャンに入りはじめてから現代音楽になってしまったのもわたしはあまり好きじゃなかった。作中の時代からしたら斬新な音楽なのだろうけれど映画を観ている自分たちからしたらかえって新鮮味がない。それまでの琵琶の音色がかっこよかったから余計残念に感じてしまう。女王蜂の火炎とか犬姫とかの方がよっぽどいい感じに和楽器を曲に落とし込んでるぞ!!作詞だけじゃなくて作曲もアヴちゃんにやってほしかった…!

 

推しに活躍してほしいあまり難癖をつける面倒なファンと思われてもおかしくない言動を散々してしまったけれど、言いたかったのは「ミュージカルを期待して観たら微妙だった」ということだけです。歌って踊って楽しい!では済ませられない映画で、アニメーションも声優陣も最高だった。視界の演出がとても好きだった。

 

そしていまサントラをがっつり聴き込んでいるのですが、これ曲も歌詞も分かった上でもう一回観に行ったらブチ上がるのかな〜〜〜〜。鑑賞後の勢いでわーっと書いちゃったけれどもう少し噛み砕いたら感想変わってきたりするのかな。

映画観るまでは…と思って他の人の感想とかなるべく見ないようにしてきていたけど今は他の人の感想がとても気になる。観たよ〜って人ぜひこっそり教えてください!