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脳死!HiGH&LOW THE MOVIE一気見オールナイト

9月14日午後9時新宿某所、わたしは不安と謎の高揚感を同時に覚えながら冷めたティーラテをひらすらすすっていた。そう、もうすぐピカデリーで開催されるHiGH&LOW THE MOVIE一気見オールナイトまでの時間潰しの為である。

HiGH&LOWについてわたしは全く予備知識がないしなんなら普段だったら絶対に観ない類の映画であろう。ただ、最近意味わからない時間とかお金の使い方(金額うんぬんでなく)してなかったなーと思ってオールナイト上映に行ってみたかっただけだ。他にもインド映画とかホラー映画とかのラインナップがあったんだけど1番時間の都合が良くて気楽に観られそうなのがハイローだったのでこれを選んだ。楽しめるかは不安だったけどうるさそうだし寝落ちはしないんじゃないかなとか。それだけのはずだった。

 

開場してスクリーンへ向かいながらEXILE系の人たちばっかりだったらどうしようと思っていたけど意外にもそんなことはなくてわたしと同じような感じの女性ひとり客が多かった。

映画はなんとなく想像していた通り色んなワルがしのぎを削って削って削りまくる感じの内容で、わたしはすぐに考えるのをやめた。ただボーッとスクリーンを眺め続けて、そして唐突に気付いてしまった。これめちゃくちゃオタク向け映画なのでは…!?

一つ目を観ていてわりとすぐに推しができた。あの子はやくまた出てこないかな…アレッあの人もけっこういい感じでは…と思いながら映像はしっかり観てしまう。女性ひとり客が多かったのはこのせいか。映画の内容とか各グループの関係とかはまだほぼ理解できてない。

二つ目でようやく各グループとそのメンバーを覚えはじめ、その頃にはもうかなり登場人物みんなに愛着が湧き始めていた。推しはいるけどほぼむさい男の殴り合いかと思ってたらみんなけっこうかわいく見えてきている。やばい。そして体感的に一つ目より全然はやく映画が終わってしまった時にはテンションブチ上がっていた。たのしーい!!

3つ目、話がかなりでかくなっているみたいだったけどとっくに働くことをやめた頭には関係なかった。思考などない、あるのは血湧き肉躍る感情だけである。すごい。そうしているうちに推しが死んだ。一晩で推しが生まれそして死んでいったのは初めてだった。なんでだ。無情!

 

帰り道でこんなめちゃくちゃな文章を書いてしまうくらいには滾っているし、真面目な話、家だったら自分なりに面白味(つまり推し)を見出す前に観るのやめちゃいそうだし深夜テンションじゃなかったらここまで楽しめなかったかもしれないし、オールナイト上映という企画は最高だった。シリーズの他の作品も観なくては。今から眠れる気がしないぜ!